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佛土寺 (伊賀市)[ぶっとじ]
佛土寺(ぶっとじ)は、三重県伊賀市にある、真言宗豊山派の仏教寺院。山号は平野山(ひらのさん)、院号は金蓮院(こんれんいん)。本尊は阿弥陀如来。 ==歴史== 本尊阿弥陀如来坐像は、胎内銘から 承安2年(1172年)12月29日、伊賀氏、渡会氏、多氏等により造立されたことが分かっており、このことから当寺の創建は、本尊が安置された承安2年ではないかと考えられる。 また別の伝承では、建長5年(1253年)藤原道家の家領処分状案に、「伊賀国仏土院」と記されており、当初は京都東福寺の末寺であったという〔三重県生活環境部観光公園課監修『三重県 ふるさとの散歩道』1985年、第2版、240項。〕。 天正の兵火によって堂宇を焼失しているが、本尊及び脇侍の日光菩薩、月光菩薩は寺の下にある阿弥陀池という名の池に隠して、焼失を免れたといわれている。その後再興はままならず、仮本堂に本尊を祀る時代が続き、 大正14年(1924年)に現在の本堂が再建され、今日に至っている。
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